高校野球

2006年8月24日 エッセイ
ちまたでは、高校野球人気復活らしい。

そうすると、また、美談のオンパレードで多少辟易。

なところで、誰も批判しそうもないから書いておく。

帝京高校前田監督。

実は、元地元。なんせ、帝京の隣の中学に通ってたくらいだから、同級生・同窓生もわんさと進学。当時は、帝京と言えば、サッカー。古沼監督だったと思うが、この人はほんとの名監督。

野球はと言えば、都内予選ベスト4止まりくらい。1個上の先輩がレギュラーで5番打ってたからよく覚えている。

で、当時から、監督やってるのが、今の前田監督。
伊藤っていういいピッチャーが出て、ついに甲子園出場したとき、初めて、インタビューを受けたのを聞いたのだが、その時から、なんだこの監督は?って印象だった。

何を言ったんだか覚えてないけど、まだ、当時は30台くらいだったと思うから、若気の至りもあったかもしれない。

ところが、今回、たまたま目にしたインタビュー記事。丁度、監督として甲子園40勝目をあげたらしい。で、答えが、「早く、50勝上あげたい」

馬鹿か、おまえは!

今のチームで決勝までたどり着いたって、50勝いかんのだぞ。
それが、今のチームのことなどおかまいなしに、いつのことやらの自分自身の50勝を早くあげたいだ?

世の中に、そんな監督どこに居る。選手が可哀想。

帝京って名前に惹かれて、いい選手が集まるらしく、時々、甲子園に出てくるんだが、あの監督がいいわけでは決してないぞ。

で、今回の、今治西戦。球史に残る死闘とか書かれているが、冗談じゃない。あたしは、あの9回裏見てました。草野球です。大逆転もへったくれも、予選レベルのチームでも逆転できたでしょう。

原因が、3人居たピッチャーを使い切ったからだと。アホか。ほんと何年高校野球やってんだか。日本軍玉砕みたいな野球をやってどうする。

だいたい、高校野球レベルでピッチャーになるのは、並はずれて野球センスがあって、バッティングもそこそこのはず。3人目のピッチャーに代打を出すのはしかたないとして、一人目、二人目をなぜ、どこかのポジションに置いておかない。

ピッチャーはプロ野球みたいに、投げることだけ考えていればいいみたいな育て方してたんなら、育て方が間違ってるだろう。

なわけで、まぁ、元々、嫌いな監督だからもあるが、9回表の大逆転がいくら素晴らしくても、何にもならん。

あっ、帝京高校自体は好きですよ。地元だし。どうしょうもない時代から知ってるけど(笑)。

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