航海八日目

一番、心配な一日が始まる。

船に乗ってから、ストップウォッチを首から提げて、ずっと時間を気にしながらの毎日。昨日のスケジュールには書いていないが、あれとは別に、別会場でのリハーサルの段取りも同時にこなし、なおかつ、コンサート会場となる場所は、その他の教室やら、ティーパーティーやらと同会場のため、目的に合わせて、いちいち、ピアノの位置やら、テーブル配置やらを換えなくてはいけないのに、船側スタッフが足りず、その都度、こちらが、気を回して手配をしなくてはならない状態なので、結局、ほとんど、拘束されている感じ。

そうは言っても、段取りもだいぶよくなってきたので、外の景色楽しんでたりする余裕はある。お陰様で船の揺れには強いので、多少食欲が落ちる程度で、まったく問題なし。

今日も、夕食は取れそうになかったんだが、気を利かしてくれた人が差し入れしてくれたので、なんとか食べ物にはありつける。

今日の結論。
・下手なものはいくら練習しようが下手。
・生で良くないものを音響でカバーはできません。

メインショーの後に、昨日、船酔いでダウンしてしまった演奏者がリベンジ。メインショーがすっかり前座扱いの上、実力の差を見せつけられて、さすがにちょっと同情。

すべて終わった後は、スタッフ打ち上げ。主催者がベロンベロンに酔っぱらって、よけいなプライバシーまでしゃべり出して、別の主催者側の女性にえらく怒られてた(笑)。

自分もさすがにプレッシャーから解放されて、はしゃぎすぎ＆食べ過ぎ。翌朝、お腹壊した(馬鹿)。