べたな生き方

〜enjoy your べた life

今年のベストセラー候補のタイトルにならないかしら(笑)
誰か使ってもいいから、アイデア料は欲しいぞ。

てことで、最近、「べた」がお気に入り。
関西弁だと「こてこて」なのかしら？

ことの発端は、年末に、こども向け企画で、ワルモノ団の首領が鷲のキャラクターということで、「うひゃひゃひゃ」って笑い声を、ワシなら、べたに「ワッシッシ」だろうと言いだしたことから。

で、こないだ、深夜番組のくりいむなんとかだかで「ベタな恋愛ドラマ」ってのをやってて、もしかして、時代はベタを求めてるのか？と突然思った次第。

だいたい、大ヒットしてる「青春アミーゴ」がべたべたな歌謡曲。思い返すと、韓流ブームってのも、その延長上。

平成になって、個性だなんだと刺激にばかり走って、一般大衆とか、いわゆるなんとかってのは存在しないんだってことで、とにかくみんな特徴を出すことに懸命だったのが、もしかして、疲れて来ちゃったんじゃないかなぁ。

それで、いかにもとか、こうあって欲しいよね、みたいなのが、見直されてるような気がする。

榎木津大明神が活躍する、京極堂シリーズの中に、
・・・これはほぼ完璧じゃないだろうか
「万人が望む姿なのです」
「こうあって欲しいよな」
と言われるほど
"古典的で典型的"な泥棒に変装させられるシーンがあるんだが

みんなベタなのって結構好きなのよね。
インド人はターバン巻いてて欲しいしさ(笑)

冒頭のワシのキャラも、満場一致で「ワッシッシ」が採用。

ところで、今日のことなんだが、電車に乗ると、女子高生が一人、荷物を拡げ座席3人前も占領して、ミニスカートの下には汚いジャージ履いたのが、目の前の座席で漫画読んでた。
何日も風呂にも入って無さそうだし、いかにもそこら辺に座り込んでたり、単車の後でバリバリしてそうな感じ。

自分の娘がこんなだったら、手のつけようがないなと、嘆息して眺めてたんだが、ふっと、読んでた漫画のタイトルが目に入った。

「特攻の拓」

あまりのベタさに思わず笑ってしまった。