嫉妬心。これは、女性に限ったことではなく、男性にも多々存在するのだが、女性の方が分かりやすいようだ。

未だに、選考のあり方で、揉めてるらしいが、一番肝心なのは、非常に印象の悪いレースをしてしまった高橋と監督の信頼関係がくずれてしまったことにあるんだろうと思う。東京のレースの前の食事のことで、後から監督が言い訳していたが、100%のコントロール化にあったはずが、そうならなかった原因ははっきりしている。千葉の存在だ。

実際の人間関係は、嫉妬心という言葉で簡単に片づけられるものではないし、また、本人たちを知っているわけではないので、表面的なことしか判断できないのだが、高橋側にたつと、そもそも、千葉が、監督に面倒を見て欲しいと言ってきたのは、絶対に断って欲しかっただろう。一度は断ったらしいが、結局、引き受けることになったが、世界陸上の時、すでに、「早く自分の練習を見に来て欲しい」という、サインを送っている。

千葉は見るからに甘え上手だし、高橋は会見でも分かるように、尊敬に値するプライドを持っているから、間違っても、自分が嫉妬しているような態度はみせないし、自分自身でもそんなことは思わないようにしていただろう。結果として、監督がいなくても、自分でなんとかするようにしようということから、東京のレースの前日の件につながったのだろうと思う。

さて、実は、こういった問題は、僕の身近では非常に多い話だ。一昨年、僕がマネジメントしていた歌手が、あるプロデューサに気に入られて、そこに所属することになったんだが、そのプロデューサがそもそもマネジメントしていた歌い手から、「ちゃんと私の方もきちんとやるように」と釘をさされている。仲の良かった歌い手が、急に反目し出したのは、ある、作詞家の先生の取り合いらしい。

僕自身、自分の主催のコンサートに二人の歌手を招待した時は、全く反対側の席に離して、かつ、平等な席に座ってもらった。仕事場でも、他の現場の話をするのは、気を使う。正直、色恋の嫉妬より、仕事の嫉妬の方が、複雑で、扱いが難しい。(色恋沙汰の方が、悪者がはっきりしている。もっとも、更に感情的な場合が多いが)

土佐が昼間のワイドショーに出ていた。本来なら、ゆっくり休むか、練習をしていた方がよさそうなものだが、お茶の間を見方につけるのは、大切な戦略なんだとつくづく思った。

人間は面白くて悲しい。

(なるべくキーワード使わないように気を使ってたり(笑))

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